Skip links

しおれたグリーンレタスを救おう!散らかり知らずの野菜室収納も。 |美人冷蔵庫LIFE 福田かずみの食品ロス削減コラム

こんにちは。食品ロス削減アドバイザー / 冷蔵庫収納家の福田かずみです。
今月8日、いよいよ劇場公開となった映画「もったいないキッチン」です。これから全国各地でも上映が始まりますので、楽しみにしていてくださいね!

それでは、今月も私の台所から「もったいないキッチン」をお届けします。
まず、とある市場に売られていたグリーンレタスをご覧ください。

いかがでしょう。可哀想にしおれてしまっていますね。
みなさんなら、このグリーンレタスを買いますか?
そうですよね、鮮度は落ちているし、手に取る方は少ないかもしれません。でも、私は 迷わず買い物カゴに入れますよ。

その理由は、このグリーンレタス、実は傷んでいるわけではありません。ただ、葉の水分が抜けてしまっているだけなのです。

帰宅したら、すぐにボウルに入れて水を張ります。

そして、一晩浸けておくと・・・失われた水分がグリーンレタスの葉に戻っていきます。

翌朝には、あんなにしおれていた葉がすっかり元気になりました。
このように、単に水分が失われただけのレタスなら、水に浸してあげるとフレッシュな状態に戻ってくれます。

次に、傷んでいるレタスとの見分け方を知っておきましょう。

まず、葉の色に注目します。レタス本来の緑色が保たれていること。そして、茶色く変色していなければ、そのレタスは傷んでいません。単に水分が抜けてしまっていると思ってください。

今年は、梅雨明けが遅く日照不足が続いたため野菜の価格が高騰しています。そんな時は、やはり買い控えてしまいますよね。本当に必要な分を考えますし、いつもより大切に食べきるよう心掛けていることと思います。
その感覚を大事にしてほしいと願います。

最後に、野菜室の収納法を紹介します。

こちらは、使いかけ野菜専用の保存容器です。少なくなったサニーレタスとサラダ菜。パプリカと人参は、切り口をそのままに。一個になったピーマンとみょうがも入っています。この容器の底には、すのこが敷かれていて余分な水分が下に溜まるようになっています。

そのため、特に葉物野菜の水腐れを防いでくれます。密閉できる容器ですと、湿度を保つことができるので切り口もそのままで大丈夫。

でも、この容器に入れたからといって、ずっともつわけではありません。
献立を考えるときは、ここにある野菜を優先して調理するようにします。

小さくなった野菜は、野菜室で迷子になりがちです。でも、このように1箇所にまとめてあげるとロスにすることなく、最後まで美味しくいただけるようになります。
使いかけ野菜専用の保存容器で散らかり知らずの野菜室に。ぜひ取り入れてみてくださいね。

美人冷蔵庫LIFE 福田かずみの食品ロス削減コラム

美人冷蔵庫LIFE 福田かずみの食品ロス削減コラム

食品ロス削減アドバイザー/冷蔵庫収納家 福田かずみ

1968年 神奈川県生まれ。 夫・長男・長女と4人家族  横浜市在住。

結婚、出産を経て、2人の子どもを育てながら、料理研究家フルタニマサエ氏のもと料理教室、TV・料理本の撮影アシスタントなどを経験し全国料理学校協会の認定講師となる。同時に、服部栄養専門学校にて食育を学ぶ。

仕事と子育てをこなす多くの方が、気持ちよく食事づくりができる環境に焦点をあて研究。
ストレスフリーの冷蔵庫整理収納術を構築。WEBサイト【美人冷蔵庫LIFE】を立ち上げ、料理家から冷蔵庫収納家に転身する。

昨今、大きな社会問題となっている”食品ロス”。家庭の冷蔵庫から食料廃棄をなくす啓発活動にも積極的に取り組んでいる。