Skip links

冷蔵庫の写真を撮ろう!食べものを大切にする冷蔵庫へ |美人冷蔵庫LIFE 福田かずみの食品ロス削減コラム

食品ロス削減アドバイザー/冷蔵庫収納家の福田かずみです。11月も半ばを過ぎると、なんとかく気忙しく感じてしまいます。年末年始は、冷蔵庫の中の食材が増える時期。買ってきた食べものを、パンパンに詰め込むことにならないように、今のうちから整えておきたいですね。

そこで、オススメしているのが、冷蔵庫内の写真を撮ることです。みなさんは、これまでに冷蔵庫の写真を撮ったことがありますか?美味しいランチや、きれいな景色、可愛いペットの写真は撮りますが、冷蔵庫の写真はなかなか撮ることはなかったと思います。

私が、初めて自分の冷蔵庫の写真を見たとき、心の中を覗かれているような、何とも不思議な感覚になったことを覚えています。
冷蔵庫は、開けたらすぐに閉めなければなりません。でも、写真に撮ったら?そう、ずっと開いていてくれますね。ぜひ、美味しいお茶を入れて、じーっくりと眺めて欲しいと思います。

そして、我が家の食生活を見直してみましょう。いつもどんな食べものを食べているのか。定期的に購入する食材なら、ぜひ庫内に定位置をつくりましょう。

例えば、卵のように。卵は、ほとんどの冷蔵庫メーカーが、定位置を決めてくれていますね。ですから、扉を開ける前から迷わずに手に取ることができるはず。我が家では、納豆と豆腐の定位置を決めるようにしていて、卵のように専用のケースを設けています。


このように、食べてなくなってもまた買ってくる食材は、決まったスペースをつくると在庫管理がしやすくなります。

そして、冷蔵庫の写真を見ながら、しばらく使っていない調味料などはないか、庫内の総点検をしてください。
そこで、もし賞味期限が過ぎていたとしても、すぐさま捨てることがないように。賞味期限は、美味しさの目安で、期限が切れてもすぐに食べられなくなる、と言う訳ではありません。目で見て、臭いを確認し五感を使って判断してください。

また、余らせてしまいがちなドレッシングは、野菜にかけるだけではなく、お肉の下味として活用することができます。例えば、鶏肉に馴染ませてグリルなどで焼くと、とても美味しいメイン料理になります。摩り下ろしニンニクと塩で下味をつけると美味しくなりますよ。

今月の食品ロス削減コラムは、冷蔵庫の写真を撮ることをオススメしました。師走を前に、ぜひご自宅の冷蔵庫に気持ちを寄せてみてくださいね。買ってきた食べものを最後まで美味しくいただけますように。では、また来月。

美人冷蔵庫LIFE 福田かずみの食品ロス削減コラム

美人冷蔵庫LIFE 福田かずみの食品ロス削減コラム

食品ロス削減アドバイザー/冷蔵庫収納家 福田かずみ

1968年 神奈川県生まれ。 夫・長男・長女と4人家族  横浜市在住。

結婚、出産を経て、2人の子どもを育てながら、料理研究家フルタニマサエ氏のもと料理教室、TV・料理本の撮影アシスタントなどを経験し全国料理学校協会の認定講師となる。同時に、服部栄養専門学校にて食育を学ぶ。

仕事と子育てをこなす多くの方が、気持ちよく食事づくりができる環境に焦点をあて研究。
ストレスフリーの冷蔵庫整理収納術を構築。WEBサイト【美人冷蔵庫LIFE】を立ち上げ、料理家から冷蔵庫収納家に転身する。

昨今、大きな社会問題となっている”食品ロス”。家庭の冷蔵庫から食料廃棄をなくす啓発活動にも積極的に取り組んでいる。